JRの東京、名古屋、大阪地区で運賃を安くする方法
東京、名古屋、大阪というこの三大都市圏では区間によって特定運賃が決まっているところがあります。
これは並行する私鉄に対抗するためで、国鉄時代から安く設定されていたものなんですよね。 さて、この特定区間の運賃を上手く使えば、缶ジュース1本分程度の節約が可能です。 実際に例を見てみましょう。
【東京地区の例】
吉祥寺から新子安へ行く場合、営業キロは40.8kmで端数切り上げて41km。
電車特定区間の普通運賃表41~45kmは720円となるんですが、吉祥寺~渋谷と渋谷~新子安を分割し、特定区間運賃で切符を買うと、吉祥寺~渋谷が220円、渋谷~新子安が390円となり合計610円。差額110円のお得になります。
【名古屋地区の例】
岡崎から岐阜へ行く場合、営業キロは70.4kmで端数切り上げて71km。
本州3社内の幹線普通運賃表で、71~80kmは1,320円。これを名古屋で分割購入すると岡崎~名古屋が620円、名古屋~岐阜が470円となり合計1,090円。
差額230円のお得となります。
【大阪地区の例】
京都から神戸へ行く場合、特定区間運賃で1,080円。
これを大阪で分割すると京都~大阪の特定区間運賃が560円、大阪~神戸間の特定区間運賃が410円となり合計970円。差額110円のお得となります。
この区間に限らず、分割して購入すると距離によってばらつきはありますが、安くなるケースがあります。
特定区間は割引率が大きいので、お得額も大きくなる傾向があり、名古屋地区は幹線普通運賃表なので、その傾向は一層大きくなってきます。
購入方法ですが、券売機では発駅の切符しか買えないので、みどりの窓口で発行してもらうことになるので、時間に余裕がある時は是非お試し下さい。
自動改札では1枚だけ通してしまうと改札を出られなくなるので、駅員の居るところから出てくださいね。 家族旅行なら、駅弁一個分浮くくらいの節約になるかも知れませんよ♪